PLAの積層痕を簡単に消す方法

光学式だと強度が出ないので、FDMしか選択肢がないというときがあると思います。
私は最近マスタースレーブ式のコントローラー部品を作成した際にそのような条件が発生したので、ノウハウをここに残します。


FDM式プリンターは0.2mm で印刷しても結構積層痕が目立ちます。
そんな時に活躍するのが、セメダイン3000ゴールドハイスピードという接着剤です。

まずこの接着剤を表面に薄く塗ります。少しづつ押し出しながらノズルで伸ばしていきます。
塗ったら扇風機等の風を当てながら乾かします。風を当てないと塗った部分や近接する部分が白化します。
それをサンドペーパーで磨くと、比較的簡単に跡が消えます。消えなければもう一度塗って研磨です。

もしペンサンダーを持っている方はそっちでやると一瞬だと思います。

複雑な形状は塗布後にサンドブラスをかけるときれいに仕上がりますが、微粒子がめり込んで、質感が砂っぽくなります。それでも良い用途か、後から塗装する場合にはこの方法は便利です。

セメダイン3000ゴールドハイスピードを使用する理由ですが、低粘度で薄く塗りやすく、速乾のため重ね塗りしやすくかつ白化しにくいからです。

紫外線硬化樹脂等でも良いかもしれません。
ただし、ニスや塗料では柔らかすぎて削る際に塗料が先に剥がれてまだらになってしまいます。

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